薄雲、食堂かめっち~悲しみの津山線の果て

松本清張 「 黒革の手帖 」 の後は雫井脩介 「 ビター・ブラッド 」 警察小説だ。
さぁ、 おなじみのブックカバーに入れて出掛けるは岡山から単線で県北に伸びる津山線。

事の起こりは6/3
 
 朝、 不審な呼び出しが携帯を揺らす。
「 クレジットの葉書を送ったが住所が違っており、 戻って来た。 速やかに現在の住所に変更してほしい…… 」
そのためには通帳を作った銀行に直接行って処理してほしい、 との事。
以前、 PCで変更処理をしたが出来ずじまい。 クレジットをしている最中は機械処理は出来ないらしい。

「 また津山に行くのか…… 」 悲しみの町津山。 岡山の僻村。 B’zとオダジョーと世界最速の30人殺しのふるさと。
また行かねばならんのか?
何と云っても電車は1時間に一本。 終点まで各駅で90分。
早速時刻表と相談だ。
ある意味サスペンスドラマのような時刻表トリック。
更に津山なんか見るところないし、 逢いたい奴もいない。
さっと用事済ませてとっとと帰りたいがモタモタしてると駅で電車を何時間待つか分からん。
それにただ行くだけではもったいない。
どうする……その前に久しぶりに真剣だな俺。 
 必死だ。
あんまり遅く出てもなんだし。
と、 云う訳でチョイとは寄り道でもするかな。

原風景の中、ディーゼル車両は進む
画像
画像


2, 3駅を過ぎるともう田畑が広がり、 向うには山並みが霞の中広がっている。
赤や、 黄色の原色の花が当たり前に咲いている。
ここまで来ると川河も中流、 もしくは上流。 山の淵を走るので考えようによっては山岳列車。

俺はこのままどこへ連れて行かれるんだ。 初めて乗った時は心細くなった。

時折薄雲の隙間から陽がさすが、 すぐに消されてしまう。

最初の目的地は亀甲駅下車。

卵かけご飯の 「 食堂かめっち 」 だ
 正直、 3,4度行ってる。
駅舎、 橋など亀のモニュメントが多い。
あら、 ここにもって感じで。
10:30到着。 ちょっと早いか? いいや、 朝食だ。

「 たまごかけごはん 」 の幟がはためく中、 運動公園の坂を登る。
画像
画像


リニューアルしたんだ。 食券機も導入されている。
でも、 メニューは多分変化なし。
時間も早いのでお客も少ない。
せっかく来たんだから、 みたいにブスを連れた男が店員さんに色々聞いてた。

R53沿いの直売センターをちょっとのぞいて、 時間つぶしに向いのコンビニに入ってエロ本を読む。
12:10の津山行きに乗ればいい。 真剣にエロ本をめくる。
山本梓ももうじき30かぁ。 ヤケんなってAVとか出ないかぁ。
何を考えてんだ俺は。

ゆっくりと駅に向かう。
なんと津山方面の電車が停まっているではないか?
駆け込み乗車。
11:45発。 げー、 俺あんだけ行程考えたのに間違ってたんかい?
と、 思ったら間違ってなかった。 その後は乗る予定の12:10はちゃんとある。

津山到着
画像


さて急げ。 55分後には岡山方面行きがある。
吉井川に掛る今津屋橋を渡って直進する。
駅前にこの河川だ。 驚いたぞ。
信号を渡る。
なかなかのシャッター通りだ。
1年前よりさらにさびれた感もある。
銀行では事務的に手続きをし、 誤字が多く書面が訂正印だらけになってしまった。

余裕で再び津山駅に到着。
岡山行きの車両もホームでお待ちかねだ。
もう2度とこの町に来ない事を祈って……
画像


次回は福渡、 八幡温泉篇

"薄雲、食堂かめっち~悲しみの津山線の果て" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント